Have Fun、な気持ちで。

おもう、かく、かたちにする。

近ごろ気になるクリエイティブ。

最近、気になっていること。

クリエイティブに生きる
クリエイティブな仕事
クリエイティブな休日
クリエイティブな。

「クリエイティブ」ってなにさ!という疑問。

編集部に来てからの5か月、私はこの「クリエイティブ」とやらにえらく苦しめられました(絶賛進行形)。モノでもコトバでもない”得体の知れない何か”を産み出すことがこんなに辛いものかと、ひっくり返りそうになったものです。
何故それほどまでに苦しいのか、その度に理由を考えました。アイディアが採用されない、そもそも斬新さに欠ける、これなんでやるの?という問いに答えられないなどなど。そうこうするうち思考回路はショート寸前♪ なんてふざけてみても、容赦なく迫りくるクリエイティブの「影」。クリエイティブとかどっか飛んでけよ、と本気 で思ってました。

そんなある日、ふと気づいたんです。

私がこんなに辛い理由、それは周囲に認められないからではなく「自分を信じられないから」ではなかろうかと。

世の中には100点のものなんかない。マクドナルドのマークだって、ユニクロのロゴだってあれじゃなくてもいい。黄色じゃなくたって、四角くくなくたっていい。でも、彼らが想像を絶する苦労と時間とお金を費やしたそれらは、100点に限りなく近い形で私たちの生活に馴染んでいる。なんとなく、あれじゃなきゃだめっしょ!と私たちに思わせていることのすごさ。やばい、その壮大さにもう泣きそう。

自分だからこそ産み出せたものを「価値がある」と信じるためには生半可な理由づけでは周囲には伝わらない。自分の中でなんでなんでとだってだってを繰り返し繰り返し問い続けて、そこで初めてぼんやりと形になる。

だからクリエイティブは孤独だ、というのが25歳と9ヶ月のわたしが出した結論。

なにこれ超偉そう。

もう年末の秘境旅行が楽しみすぎる。逆にそれしか楽しみがない。干物担当の夜。

袖振り合うも。考

10m先、ななめ45度くらいの位置からこちらに向かって歩いてくる若いお兄さん、ふと目が合う。「あっ、すいません」「あ、すみません」と”ならないよう”、『完璧なすれ違い』を実現するための共同作業が始まる。お互いが歩みをゆるめたりはやめたりして、目線の動きはマストでチェックしてね、角度にして双方5度ずつの方向調整。3、2、1…サッ。任務遂行。

袖振り合うも多生の縁。
「多生」は仏教用語で、この世に何度も生まれ出ることを意味するそうな。この世の出来事はすべて前世のまた前世、そのまた前世からのご縁で定められた必然、なんだいうことです。

ありがとう、お兄さん。
またね、お兄さん。

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いつか乗ってみたいとおもってる飛行船。この間、夜に見かけたときはライトアップされて光っていた。きれいだった。

「手を抜いたらすぐバレたけどなんか気分がいい、記念の日」

わかるかなあ。

脳みそが、視界がぱぁーっと開ける感じ。


開放感

新鮮さ

驚きもものきさんしょのき


とっても薄暗い(≠暗い)空間をさまよってると思っていたけど、

ハッと気づいて顔を上げると、

そこにはスカッと晴れた秋の空。

どこにでも行けるし、なんでもできる。


そのことをついつい忘れてしまうので。


肩の力を抜いて、仕事をしたほうがうまくいくことに気づきました。

あとは、ちょっと手を抜くとすぐバレることも分かりました。


なんとありがたい環境。

今日という日を忘れないでおこう。


「手を抜いたらすぐバレたけどなんか気分がいい、記念日」


反省はしてます。

Islandの悲劇

中学生のときのはなし。

 

英語のスピーキングテストなるものがあった。

教室ではない別室で英語の先生と二人きり、

該当のチャプターをひとつ、読み上げるというもの。

 

席順だったか、名前の順だったか。

割と早い順番で、回ってきたと思う。

 

扉をノックして中に入り、先生の前にあるイスに座る。

手には持参した英語の教科書。

 

はい、始めて、そう言われて私は声を出す。

 

「ん?ちょっと待って、初めからもう一回。」

 

まだ1行も読み終えていないのに?と思いながら、もう一度。

 

「うーん、もう一回。これが最後ね(にやり)」

 

なんだ、この不敵なニヤリ顏は……イラっとするなあ。

なにを間違えたっていうんだ。と半分意地になる私。

もう一度仕切り直すと、また同じところで止められる。

 

「はい、ここまで。次の人呼んできてね。」

 

へ?

おわり??

ていうかほとんど読んでないけど???

 

おっかしいなーなんか嫌われるようなことしたかなー。

そう思いながら席に着くと、周りの友人はテストに備え発音練習。

するとどこからか、

 

「おい、Islandは”アイランド”だよ、”アイスランド”じゃねーよ」

 

 

……”アイランド”、ね。

 

 

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連休中の買い物帰り、

したり顔が忘れられない英語の先生を見かけて思い出したことなど。

更地でイラッとした話。

連休中はうれしいことに、お家へのお呼ばれが多く、

そのどれもが”初めて行く街”にあるということで

「勝手に旅気分」で遊びに行ってきました。

 

今日は、阿佐ヶ谷を訪れたときの話。

 

阿佐ヶ谷・高円寺・中野……
名前を聞いただけでも、質の高そうな(満足度的に)暮らしぶりが浮かぶそのエリアは
これまであまり訪れることがなかったので、「せっかくだし」と思い、
少し早めに家を出て一駅前の高円寺から歩いて行くことに。

街の雰囲気は思ったよりも庶民的で、
”よろずや”みたいな名前が似合うお店がいくつか。
それになんと!
驚いたことに『お尻パッド(※)』が置いてある衣料品店もあり、
「古き良きお店や住民と若い家族の新生活、そのコントラストが気持ち良い街だなあ」と、そんな良い気分で歩く、歩く、歩く。

( ※『お尻パッド』とは
韓国の地下商店街で見かけて衝撃を受けたグッズの一つ。中高年以上の女性が使うとみられる矯正下着の一種で、何より見た目のパンチが効いている。沖縄とかで豚の顔の皮を見かけてびっくりする要領で、店先に掛けてあるとまるっきりお尻のようでびっくりする代物。中央区や港区で目にする機会はほぼなく、庶民ぽさを醸し出す効果もある。)

 

あとちょっとで目的地到着、というところで出会ったとある更地で、
私は猛烈にイラッとしたのだった。

住みやすい街と言われるだけあって、辺りは住宅がびっしり。
そのため更地というだけでかなり異質なのだけれど
私がイラっとした理由は、
その更地に置かれたパイプ椅子に座り込み、うなだれている若いお兄さんだった。

 

連日の暑さで、日差しも強いのに!
パラソルもなく、ただただうつむいている彼。
彼とパイプ椅子が、あまりにも”ポツン”と置かれているので、
「置き去りにされたのかな?」と心配になるくらい。

不動産会社の社員であろう彼は、
連休は掻き入れどきだぞ!とかなんとか言われて
駅からも少し距離のある、たいして人も通らないこの更地で
暑さにひたすらうなだれている、んだろう。

 

なんていうことだ。
こんな非効率的、不条理、非人道的な仕事ありますか。
何より違和感を持ったのは、「暑さにじっと耐えた」ことが評価されるのであろう、
その精神論・根性論みたいなところで。
わたしは、「首の後ろの日焼け」を『勲章』としてはいけないと思うわけです。

暑いからといってサボったり成績が下がるようでは考えものだけど、
かといって暑さにうなだれたまま下を向いていても仕方ない。
現にわたしにすら気づいてないし!笑
会社云々の前に、お兄さんもうちょい頑張れ!

 

どうせなら気持ち良く働こうよ、と。
会社・組織と自分との”オチどころ”って決してひとつじゃないはずだから、
いろんなパターンを作っておくことは悪いことじゃないと思うんだけどな。

 


とまあ。

そんなこんなでほんの20メートルくらいの距離で猛烈に怒っていたら
更地に止めてあったバンから出てきた上司と思しき人が
私の顔をちらっと見てすぐ目を逸らしてしまった。
よっぽど怖い顔していたんだな……わたしってば//


あ、阿佐ヶ谷はとってもいい街だったんです。
住みたいなあ、お金ないなあ。

楽しいお呼ばれの末、わたしの心に残ったのは
「そろそろ料理の一つでもできないとな……」という
妙齢女子としての危機感なのでした。

 


今日の一曲
베스트 앨범은 사지 않아/가을방학

『ベストアルバムは買わない』というタイトルの曲。
いいものだけを集めた「良かれ」という思いが、
逆につまらなくさせてしまうこともある。

そんな、なるほど、な曲。